ルドルフ vol.7『隕石の栞』
photo – Tanaka Manami
長年勤めた天文雑誌の出版社を自主退職した柴本は、この先何をすればいいのかもわからないまま、海と山に囲まれた人気のない町にひとり籠って星を眺めるだけの毎日を過ごしていた。
そんな彼のもとに、記憶を喪った青年や、消えた父を探して旅する女、大学時代の天文同好会の旧友らが次々に訪れる。ひとり静かに過ごすつもりだった柴本だが、彼らとの交流によって忘れにきたはずの現実と向き合わされ、人生の休暇は思いのほか騒がしい時間になってしまうのだった。
THEATRE E9 KYOTOのオープニングプログラムとして上演。
- 十三夜会奨励賞 受賞
- レビュー掲載:『えんぶ』2020年6月号(評:吉永美和子氏)
- 感想ツイートまとめ:https://togetter.com/li/1472246
- 特設サイト:https://rudolf.kyoto.jp/stage/vol7/

- 日程
- 2020年2月22日(土)〜24日(月・祝)
- 会場
- THEATRE E9 KYOTO(京都)
- 脚本・演出
- 筒井加寿子
- 出演
- 柴本:二口大学
西野:森本研典[劇団●太陽族]
悦子:飛鳥井かゞり[猫会議]
要:森脇康貴[安住の地]
栞:渡辺綾子
タクシー運転手:黒川猛[THE GO AND MO’S] - スタッフ
- 舞台監督:北方こだち 舞台美術:竹腰かなこ 照明:塩見結莉耶 音響:宮田充規 記録写真:Tanaka Manami 宣伝イラスト:さかたともみ 宣伝美術:筒井加寿子 制作:柿谷久美子、ルドルフ
- 協力
- 安住の地、劇団●太陽族、THE GO AND MO’S、猫会議
- 支援等
- 公益社団法人企業メセナ協議会認定 京都芸術センター制作支援事業
- 企画・主催
- ルドルフ
Comment
記憶喪失の青年・要のモデルは、大正から昭和にかけて京都市山科区の京都大学附属花山天文台で活躍した異色の天文学者・中村要さん。宇宙のことを知りたくて花山天文台に通う中で中村さんのことを知り、作品のなかに取り入れさせていただきました。台長の柴田一成先生はじめ天文台の皆さんにとてもお世話になりました。