季刊『三井寺』vol.196(2021年秋号)に寄稿しました

季刊『三井寺』vol.196(2021年夏号)に掲載の「精霊たちの住むところ ── 信仰と芸能の起源を求めて」を執筆しました。
なぜか突然小さくなってしまったべんべんとともに、信仰や芸能の起源にまつわる聖地を巡るシリーズ。第5回は、奈良県大和郡山市の賣太(めた)神社を訪れました。前回訪れた彦根市の千代神社の創建に関わった「猿女君(さるめのきみ)」の居住地とされています。主祭神は古事記の作者とされる稗田阿礼(ひえだのあれ)。周囲に濠をめぐらせた「環濠集落」という古代の地形の代表例である「稗田環濠集落」で著名なところでもあります。

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賣太神社の鳥居前
稗田環濠集落の様子。集落の周りにこういった濠がめぐらされています。濠には亀がたくさん泳いでいました。
同じく大和郡山市にある「慈光院」の庭園。隅々まで手入れの行き届いたとても美しいところだったのでおすすめです。
vol.196表紙