ルドルフとは
2008年より京都を拠点に活動する演劇ユニット。
劇団退団後フリーの俳優として活動していた主宰の筒井が、出演を重ねるごとに演技のやり方がわからなくなっていく状況を打開すべく探求の場として立ち上げ。初期は既成戯曲の上演を行っていたが、条件の良い戯曲が見つからないという事情から2011年よりオリジナル戯曲の上演に着手。俳優と劇作・演出の間を行き来しながら手探り状態のまま続けていくうち徐々に劇作・演出に軸足が定まって行き、探求ではなく創作を目的とした団体へ完全に移行。現在に至る。
近年の上演作品に、説話集「宇治拾遺物語」を寺院の和室と庭園を使って上演した『まつろはぬものの記 −探訪 宇治拾遺物語−』、50歳で突然会社を辞めた男が人生の転機を受け入れていく過程を隕石探しや宇宙論を絡めながら描いた『隕石の栞』、平安末期の武将・平重衡の生涯を架空世界の物語に移した現代劇『その犀はひとり行く』など。
2020年、『隕石の栞』で十三夜会奨励賞 受賞。
2023年、『ヒロインの仕事』で第1回関西えんげき大賞優秀作品賞 受賞。
※過去の作品については「これまでの作品」をご覧ください。
主宰者プロフィール
筒井 加寿子Kazuko Tsutsui
1977年、高知県高知市生まれ。演出家・劇作家・俳優。
1999年、劇団衛星入団と同時に演劇活動開始。2003年退団後、フリーの俳優としての活動を経て2008年に「ルドルフ」を立ち上げ。演出・劇作を開始する。2019年より俳優の身体に対する認識をヨガの手法を通して深めていくワーク「舞台俳優のためのヨガワークショップ ──舞台で『使える』身体になる」を展開中。
2008年よりアレクサンダー・テクニックを芳野香氏に師事(継続中)
2018年 全米ヨガアライアンス認定 指導者養成コース200時間 修了
2020年度より NPO法人京都舞台芸術協会 理事
2015年 『フンベルバルディンクの衛星生中継』で第22回OMS戯曲賞最終候補
平成21年度京都市芸術文化特別奨励制度奨励者
ルドルフ以外の活動
※脚本・演出作品については「これまでの作品」をご覧ください。
執筆
- 2020年11月−
- 季刊誌『三井寺』にて「精霊たちの住むところ──信仰と芸能の起源を求めて」連載中
- 2018年12月−
- 季刊誌『三井寺』にて「べんべんと行く西国三十三所霊場めぐり」連載(−2020年9月)
- 2006年−
- フリーペーパー『ヒガシガシ』にてヒガシヤマンの返し技 連載(−2014年)
ワークショップ等
- 2022年06月
- 演劇ビギナーズユニット2022 ワークショップ講師(演技)
- 2022年03月
- つながる演劇プロジェクト「中高生のための演劇ワークショップ」演出ワークショップ講師
- 2021年08月
- 演劇ビギナーズユニット2021 ワークショップ講師(戯曲の読み方)
- 2020年12月
- つながる演劇プロジェクト「中高生のための演劇ワークショップ」演出ワークショップ講師
- 2019年11月−
- NPO劇研主催『舞台俳優のためのヨガワークショップ──舞台で「使える」身体になる』講師(−2020年3月)
- 2019年05月
- 演劇ビギナーズユニット2019 ワークショップ講師(戯曲の読み方)
- 2019年06月
- 芸創講座『舞台俳優のためのヨガワークショップ──舞台で「使える」身体になる』講師
- 2018年07月
- つながる演劇プロジェクト(演出ワークショップ講師)
- 2015年07月
- 演劇ビギナーズユニット2015 ワークショップ講師(演技)
- 2014年07月
- 演劇ビギナーズユニット2014 ワークショップ講師(演技)
- 2012年02月−
- 劇研アクターズラボ 公演クラス(演技指導・脚本・演出|−2014年01月)
出演
- 2019年09月
- 『バー弓子vol.10 〜10度目のkissの後は愛してると言って〜』
- 2019年03月
- 京都市国際交流協会『コミュニティ通訳倫理の基礎知識』(映像出演)
- 2018年08月
- THE GO AND MO’S 第25回公演『松浦の箱』
- 2017年11月
- THE GO AND MO’S『黒川の笑 その8』(ゲスト出演)
- 2017年11月
- 劇作家協会関西支部プレゼンツ 関西版月いちリーディング スペシャル企画『劇作バトル!』
- 2017年05月
- 『バー弓子 vol.8 〜8度目のkissは終わらない夢の始まり〜』
- 2016年12月
- PenguinNoise Presents『劇研のど自慢』(司会)
- 2016年12月
- THE GO AND MO’S 第24回公演『斎藤の咳』
- 2016年07月
- A級MissingLink 第23回公演『或いは魂の止まり木』
- 2016年04月
- THE GO AND MO’S 第22回公演『洋一の牙』
- 2015年10月
- 伏兵コード vol.8『遠浅』
- 2015年05月
- THE GO AND MO’S 第18回公演『野村の論』(映像出演)
- 2013年06月
- ナントカ世代『その十字路の先を右に曲がった。』
- 2012年12月
- ナントカ世代『ナントカ世代の落語まつり「シ・バハマ」』
- 2011年10月
- トリコ・A『和知の収穫祭』
- 2011年07月
- 下鴨車窓『人魚』
- 2010年12月
- 下鴨車窓『王様』
- 2010年03月
- トリコ・A プロデュース『クリスチネ』
- 2009年08月
- むつかしいことばの会『場所と思い出』
- 2009年03月
- 財団法人京都市芸術文化協会主催『源氏物語と京の雅び』舞台公演「源氏供養──消えゆく露の心地して」
- 2008年12月
- 演劇計画2008『小説家 裘甫(クボ)氏と京城の人々』
- 2008年05月
- マレビトの会『血の婚礼』
- 2007年01月
- 演劇計画2006『動物の演劇』
- 2006年06月
- 77年企画『マリコの悪縁教室』
- 2006年05月
- マレビトの会『パライゾノート』
- 2006年03月
- 壁ノ花団『たまごの大きさ』
- 2005年10月
- 継ぐこと・伝えること 番外編『青頭巾』
- 2005年09月
- 劇団飛び道具『人形師Q』
- 2005年07月
- 『12』女性バージョン
- 2005年03月
- トリコ・Aプロデュース『潔白少女、募集します』
- 2004年10月
- 劇場あてがき企画『今日、このハコ』
- 2004年05月
- 壁ノ花団『壁ノ花団』
- 2002年05月
- 第7回OMSプロデュース『深流波 シンリュウハ』