まつろはぬものの記:登場人物紹介⑥
傀儡子の男・出雲/道則の郎等(丸山交通公園)

次回公演ルドルフ次回公演「まつろはぬものの記 −探訪 宇治拾遺物語−」、登場人物紹介の第6回目は、「闇の章」に登場する「傀儡子の男・出雲」「道則の郎等」です。演じてくださるのは丸山交通公園さん。

右が丸山さん

出雲は但馬が率いる芸能集団・傀儡子の一員です。劇中劇のようなかたちで展開される説話「滝口道則、術を習ふ事」では主人公・滝口道則の郎等(家来)になります。あともうひとつ、重大かつちょっとアレな感じの役をやっていただいてるんですけど、そちらは本編のお楽しみということで。

丸山さんには、ご自身による作・演出の舞台を拝見しにいき、終演後知り合いでもないのに突撃して出演依頼をしました。どこの馬の骨ともわからない私のオファーを受けていただいて本当に感謝しています。普段は「丸山交通公園ワンマンショー」というワンマンライブを月一回開催されてます。「闇の章」の座組はひとりでなんかしらやってる人だらけになってしまいました。ただの偶然です。

舞台上での丸山さんは、身体も声がやたら大きくて迫力がある感じなのに何をやってもまったく表情が変わらないところをとても面白く思いました。でも実際お会いしてみるとかなり気の優しい印象を受けまして、今回の役柄にはどちらかといえばそちらの印象が反映されてしまったかもしれません。アレな感じの役を初めてやっていただいた時には私の想定とまるで違う感じだったのですがすごく面白かったのでそのままやっていただいてます。想定外が面白いって素敵ですね。

次回は「光の章」に登場する「蛇」を演じてくださるげいまきまきさんをご紹介します。