まつろはぬものの記:登場人物紹介④
傀儡子の男・因幡/信濃の郡司(黒川猛)

次回公演ルドルフ次回公演「まつろはぬものの記 −探訪 宇治拾遺物語−」、登場人物紹介の第4回目は、「闇の章」に登場する「傀儡子の男・因幡」「信濃の郡司」です。演じてくださるのは黒川猛さん。

右が黒川さん

因幡は但馬が率いる芸能集団・傀儡子の一員です。集団内の序列としては一応上から二番目の人、という設定。劇中劇のようなかたちで展開される説話「滝口道則、術を習ふ事」では「信濃の郡司」になります。詳しく書くといろいろネタバレになりますので人物紹介はこんなかんじで。

黒川さんはTHE GO AND MO’Sで脚本・演出・出演をこなし、毎月一回という驚異的なペースでコント公演を開催しておられます。私も過去に2回出演させていただき稽古から本番の様子を近くで見ましたが、そのモチベーションはいったいどこから来るんだと謎に思うほど精力的で、妙なところでストイックで、普段から他人を笑わせまくる面白い方でした。固定ファンががっつりいるのもよくわかります。
今回の稽古場でも年齢的にはたしか上から2番目くらいのはずなんですが、なにかにつけて全員からつっこまれる楽しいおじお兄さんになってます。

信濃の郡司のこともいろいろ書きたいですが、なんとなく無粋な気がするのでやめておきます。とりあえずすごく似合ってると思います。
昼公演のあとには黒川さんの落語上演もありますのでどうぞお楽しみに。

次回は、昼公演・光の章に登場する「楓」を演じる岩崎果林さんをご紹介します。