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中劇研合同発表会のこと

  • 2018年6月25日

少し前の話になりますが、「第80回中劇研合同発表会」に審査員として参加させていただきました。京都市内の中学校10校の演劇部が合同で30分以内の作品を発表しあい、生徒さん同士での合評を行ったり、審査員が優秀作品を決めたり、という催しです。

↑事前に送っていただいた脚本。既成脚本かオリジナル脚本かは各校さまざま

審査員は振付家・ダンサーの山本和馬さんと私のふたり。2日間にわたり作品を一通り拝見し、最後に受賞作の決定を行うという役割です。私も作り手側の人間なので、他人の作品をあれこれ言ったり受賞作を決定したりという作業は気がひける部分も大きいのですが、励みになるものでもありますし、中学生の作品はどれも楽しいので私なりに必死こいてやらせていただきました。

中学生らしい悩みをストレートに反映した作品もあり、ひたすら楽しいお祭りのような作品もあり、のほほんとしたパロディ作品、タイムスリップもの、いわゆる「セカイ系」的な作品、ホラー系コメディ、大正時代を描いた大作、また中学生が大人ならではの苦しみを描いたオリジナル作品もありました。10代前半にして素晴らしい想像力と思いやりです。
各校の発表が終わったあとに司会担当の生徒さんが発表を終えた生徒さんに質問をする時間があったのですが、そこでもお互いに敬意をもってしっかりした質問を投げかけていましたし、審査員として座っている間も、後ろから「さっきの学校はこういうところが面白かった」などと話し合っている生徒さんたちの声が聞こえたりして、みんな大人だなあと大変びっくりいたしました。

私は演劇を始めたのが20代と比較的遅かったのですが、中学時代に演劇をやっていたとして、彼らと同じようなことができたとはとても思えません。高知県のとある高校の軟式テニス部になんとなく入部し、日焼けで真っ黒になりながら毎度1回戦負けをしていた切なさが色鮮やかに蘇ります。朝が苦手で試合に遅刻し同級生に怒られていたような人間に審査された中学生のみなさんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。このような私でもなんとかこうして生きていますので、ぜひ自信をもって人生を歩んでいただきたいと思います。

中劇研合同発表会に参加された皆さん、先生方、おつかれさまでした!今後のみなさんのますますのご活躍を心からお祈りしております。

▼当日の様子はこちらからも(会場となった東山青少年活動センターさんのブログ)
http://higashiyamacenter.seesaa.net/article/459758150.html